定期点検で異常を早期発見・迅速補修

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点検は建物の安全を守るための最重要工程

見落とし防止のため徹底的に点検

新築時は問題のなかった建物も、経年劣化によって屋根や壁が傷んだり、雨風が侵入するようになったりする可能性があります。
こうした状態を放置すると、内部の腐食が進み、結果的に建物の崩壊リスクが高まります。
そこで重要なのが、定期的な点検を通じて小さな異常を早期に発見し、補修にすぐ取りかかることです。
高層建築では特に、高所の異変に気づきにくいため、高所作業車を使用して上部から下部までくまなくチェックする体制が必要不可欠です。

使用前の点検と基本ルール遵守

高所作業車を安全に使うには、作業前に決められた点検項目をすべて確認する必要があります。
これは労働安全衛生法でも義務づけられており、ブレーキや油圧装置、昇降機構などの不具合がないかを事前に確認しなければなりません。
また、作業車には人員の上限や積載重量の制限があるため、それを超える使用は禁止されています。
さらに、作業床以外の場所に乗ることも厳禁です。
安全意識を持ち、基本を遵守することが事故防止に直結します。